プロフィール
東京都大田区で創業40有余年の不動産会社「株式会社陽徳不動産」の二代目代表。
品川区の不動産会社で10年弱勤務し、そこで賃貸・売買・管理業務を経験し株式会社陽徳不動産に平成24年4月から勤務。平成27年9月から代表取締役に就任。
保有資格
- ファイナンシャルプランナー(CFP ®)
- 宅地建物取引士
- CPM ®(公認全米賃貸不動産経営管理士)
- 不動産コンサルティングマスター
- 相続対策専門士
- NPO法人相続アドバイザー協議会 認定アドバイザー
- 宅建マイスター
田邊和弘について
不動産業界へ入ったきっかけ
弊社「陽徳不動産」は、私の父が創業した不動産会社で、私はその二代目として継ぎました。ただ、元々すぐに引き継ぐつもりはなく、社会人当初は他の業界に勤めていました。
最後はホテルに勤めていたのですが、そのホテルが潰れてしまうという噂が流れ、これはまずいということでいろいろな方のアドバイスを聞いているうちに、不動産業界に興味が湧いてきました。そのために宅建(宅地建物取引士)の取得は必須だと思って一生懸命勉強し、ホテルに勤めている間に合格することができました。
ただ、そこから転職活動をしようにも、年齢は36歳くらいで不動産業界未経験ということでとても苦労しました。そんな中、たまたま転職サイトで見つけた不動産会社に応募したところ、ちょうど未経験者を募集していたということで、お世話になることにしました。
陽徳不動産を継いだ理由
その不動産会社に勤めて7年ほど経った頃、70歳近くになる父親と陽徳不動産について話をする機会がありました。父親も歳を取ったなというのを少し思ったのと、今まで地元蒲田で何十年もやってきた中で大事なお客様もついていることを考えた時に、このままではいけないなと思い始めました。
また、ちょうどこの頃にFPの資格を取ったことで、不動産とFPを組み合わせたら面白いことができそうだと思い始めていました。それを実現しようと思うと、そのまま雇われた状態でいるよりも自分でやらないといけないなと思うようになりました。
そのような状況や考えが重なったことが後押しとなり、「陽徳不動産」を継ぐことを決心しました。
仕事へのこだわり
私は「とにかく誠実に仕事すること」にこだわっています。
例えば、「不動産を売りたい」と思って来店される方は、相場も何もわからない場合が多いです。一方、不動産業者は相場を含めてよくわかっていますので、お客様の無知に付け込んで相場よりもうんと安い査定をし、転売などをして儲けるところが多くいるのも現実です。確かに儲かるかもしれませんが、私はそのような不誠実なことは絶対にやりたくありません。きれい事だと言われるかもしれませんが、お金の頂き方にも強いこだわりをもって、誠実な仕事をしていきたいです。
また、父親もとにかく誠実な仕事をし、長く地域の皆様に支えられてきました。その考え、想いは絶対に受け継いでいかなければならないと感じています。
新しい取り組み
前述のとおり、不動産とFPを組み合わせた取り組みを考えています。不動産取引の多くに、FPが持つ知識が多く関わってきます。通常は別々の専門家がいてそれぞれに相談する場合が多いですが、それらを包括的な視点で、お客様にとってより良いご提案ができるようなサービスを目指しています。
その過程で、他のFPとのネットワークを築いていますが、それ以外のジャンルの専門家とも積極的に情報交換をし、さらなるネットワークを構築しています。それが結果的にお客様へ提供するサービスに還元されていけば良いなと考えています。