Pocket

弊社では、遺言作成サポート業務を開始しました。不動産会社で遺言??と思うかもしれませんね。こちらのサービスの概要としては、遺言を書くまでの財産一覧表の作成と一覧表にした財産の時価評価と相続評価の明細を作成し分割についての助言をさせて頂くことを主な業務としております。

特に時価と相続評価の明細については、不動産資産の評価のところでお手伝いをさせて頂くことを主眼としております。

相続を考えた時には、つい、相続税のことを気にしてしまい勝ちになり、相続税評価で分割を行ってしまったり、不動産の個数で分けてしまったり、共有にしてしまったりするケースが多くあります。

基本的に相続財産を分割するときは、時価評価での分割の考え方が必要になります。相続評価は、一般的には、時価評価よりも低額で評価しています。不動産のような資産は、時価を算出することが極めて難しいからです。時価とは、いわゆるその時に取引される価格です。今だったらいくらで売れるかということです。

そうでなければ、現金と不動産を比べた場合に開きが出てしまいます。相続税評価1000万円の不動産と現金1000万円は、イコールではありません。不動産の場合の相続税評価は、一般的には時価評価の2割減と考えられています。つまり相続税評価1000万円であれば、概ね1250万円程度(1000万÷0.8)という認識が必要です。

不動産の時価評価の考え方は、これだけではありませんが、現在の所有資産の時価評価が全体でいくらなのか、将来は増えていくのか、減っていきそうなのかを見極めていくことが必要です。

遺言を作成するということは、現在の価値を分かったうえで、将来起こるであろう相続の時の予測も立てながら検討をしていく必要があります。

弊社では、主に時価評価と相続評価を分析して分割内容についてある程度纏まってきたら、実際に遺言書を作成する段階になりましたら、司法書士へつないで自筆証書遺言、または公正証書遺言を作成へと繋げていきます。遺言は公正証書をお勧めしております。

気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。