こんにちは!
陽徳不動産の田邊です。
不動産(土地)の有効活用を考えるときには面積を確定しておいた方が活用の
自由度が違います。面積の確定と言いうのは、登記簿に記載されている面積では
無くて隣の土地との境界線が確定しているという意味での面積の確定です。
つまり確定測量を実施している土地という事になります。
現在、そこに住んでいる土地の所有者の方はそれほど確定測量をしている土地か
そうでない土地かという事について隣地の所有者と境界線でトラブルになって
いなければ特に気にされていないかもしれません。
しかしこの土地を何かの事情で例えば相続で相続税納税のため、または遺産分割のため
という理由で売却をしないといけないという事態になった時、買手側の立場から考えると
境界が確定していない土地だとすると万一、隣地と境界のトラブルがあったらとか考えると
不安で購入には踏み切れません。購入するとしたらそのリスクを考えて相場より安ければ
購入をするかもしれません。
つまり、確定測量をされていない土地は価値を十分に発揮できない土地になってしまい
相場で売却をしようとしたら難しいもしくはとても時間がかかる不動産になってしまう
可能性があります。
相続税支払いのために土地を売却しようと考えていたら、納税の期限までに間に合わないのかも
しれません。
相続税の納税期限は相続開始のあった日から10ヶ月という要件があります。これを過ぎてしまうと
延滞税や様々な特例が使えないという事態になってしまいます。
確定測量をする場合、隣接してる所有者の数や所有者の居住地が分かっているかなどの条件にもよりますが
作業時間として3カ月から6カ月程度は見ておいた方が良いので相続が起こる前に確定測量をされていた方が
良いように思います。
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