皆さんこんにちは
昨日は、私が所属するFP団体『かながわFP生活協同組合』で2人の講師をお招きして困った空家・
空地の現状とマイナス不動産(負動産)をプラス不動産(富動産)に変えるためのセミナーとして
開催をしました。
1人目は今や地方の空地の処分・活用については第一人者の株式会社リライト代表の田中裕治氏に
社会問題化している空家・空地の処分活用事例について解説いただきました。
地方で空家となっている建物では、所有者も不明であったり、所有はしているものの今後使用
する予定もないし処分もすることもできない物件が多く、講師の田中氏は、その地方の物件の
ある地元の不動産会社から売れないと言われ続けてきた物件をいとも簡単に?売却するコツと
ノウハウから売却に成功させ続けているスペシャリストです。
空家になる多くの原因は、相続で受け継いだが処分もできないため放置し続けているのが現状です。
相続前の対策として如何にマイナスになりそうな不動産を処分、或いは活用することがポイントです。
2人目は、不動産コンサルティングの手法やマーケティング手法を不動産仲介に取り入れ如何にマイナス
不動産を(負動産)プラス不動産(富動産)に変えるかという事を主眼に置いておられる商業不動産
コンサルティング代表の野島勇一氏に活用事例を解説いただきました。
例えば相続で受け継いだ不動産を処分しようと思っていざ、売却を不動産会社に依頼すると都内でも
普通に売ることは可能だと思っていても、周辺の土地の権利関係が複雑になっていて売却もままならない
ケースも多くあります。土地に接している道路が私道でその私道の持ち分を持っていなかったケースや
隣からの越境物があった、或いは逆の隣の土地に越境していたケースなど、想定しないケースが多々ある
場合があります。不動産の相続対策は税金や分割だけではなく、不動産の権利関係の調査や実際に売却を
したら幾らになるのか査定をして不動産その物の価値を知っておくことも不動産の相続対策では必要な
対策になります。
ぜひ、相続対策は権利関係の調査なども含めて実施されることをお勧めいたします。