こんにちは!
陽徳不動産の田邊です。
築年数の経過した賃貸建物は、1棟建物ごとリノベーションして貸した方が良いのか、建て直した方が良いのか判断に迷う場合があります。
賃貸建物に限って言えば、当然、収益性を確認する必要があると思います。つまり、掛けたお金に見合う収益があるのかという事だと思います。リノベーションする場合には、単純に外見的な事だけで済むのか、或いは耐震性や遵法性、機能性まで含めて検討しないといけないのかなど、それなりに検証する必要があります。それには専門的な方に現状の建物を検証してもらって判断を下す必要があります。その上で内装等も含めてトータル的な費用を算定する必要があります。
ポイントは専門家に現状を検証などをしてもらうことなくリノベーションの実施しを決定しないことと、その検証の結果リノベーションをした場合にいくらの賃料で貸すことが出来るのか費用対効果を検証する必要があります。
今より家賃が数万円上がりそうだから、リノベーションをするとか、間違っても感覚的な判断でリノベーションをしないことです。
検証をして費用対効果が望めないのであれば、一般的には資産の組替えを検討するフェーズに移行していくことになると思います。費用対効果が望めない場合は一度、老朽化不動産は売却して資金化して新たな不動産を購入するなりして収益性を高めたほうが相続対策としても有効だと考えます。