皆さんこんにちは！
陽徳不動産の田邊です。
これから春に向けて新生活のスタートで進学、就職に伴って引っ越しシーズンになりますが今年は、少しコロナ禍とあって状況が違うようです。
IFULL Home’s によると１K、ワンルーム物件の検索ニーズより供給掲載物件の方が１０％以上上回っている状況です。確かにシングル用間取りの成約件数が最近は若干この時期にしては弱い感じがしております。コロナ禍の影響は少なからずあるかもしれません。
ニーズと供給という事で言えば、空き家についても空家とイメージすると古くさびれた一軒家を想像しがちですが、都心部の場合は圧倒的に賃貸物件の空家が多いのが現状です。
いわゆる空室物件です。大田区で言えば大田区の空家数は約６万戸余りでそのうちの約４．５万戸が空家で空家数全体の７０％以上が賃貸住宅に当たります。
この空家の１戸当たり６万円で貸せる物件だとしたら、約２７億円の資産が眠っている計算になります。
空家は今後も全国的に増加傾向にありますが空家は何も資産を生まないどころか逆に資産を減らすことになります。土地建物を所有すれば黙っていても固定資産税や不動産にかかる維持費は必要になります。
マンションやアパートを建築するうえでも市場にどの様な物件が余っているのか逆に足りないのか調査する必要がありますね。
昨今、相続対策という事でアパート、マンションを建築する例も少なくないですが、確かに金融機関から借り入れを行う事で課税評価額を下げることはできますが、忘れていけないのは借入は返済しないといけないことです。
現在の空家の７割が賃貸物件という事は、将来的にはますます増えていき建物１棟の内半数が空家という事もありうるかもしれません。不動産投資の場合は長期にわたることが多いので将来性を見据えながら挑戦していくことが必要になります。
