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弊社のお客様の不動産オーナーから、遺言書作成の相談をお受けしました。財産の大半は不動産で推定相続人である子供たちへ1棟マンションの土地建物を半分ずつ遺したいとの希望でした。共有不動産にすることによる一つのリスクとして、将来的に処分するときに共有者の合意形成をとることが困難になることが挙げられます。

しかし、本件、不動産オーナー様は、処分してもらっては困るから共有にすることで処分できないのなら、なお更よいから共有にしたい言われました。

なるほど、そう言う考えもあるのかと勉強をさせていただきました。しかし、よくお話を伺うと処分されては困る一つの理由として、孫のためにも遺して行きたいという強い思いがありるため、そう考えたそうです。

ならば、将来、孫の代にも安心して不動産を引き継いでいけるような方法をご提案させていただきました。

最初のご相談から、ご提案までの間には何度か面談をさせていただいてじっくりお客様の思いを伺いました。お客様から伺った半生は涙あり、笑いありの楽しい時を過ごされた方でした。

私の提案に対し、お客様から、あなたを信頼しているので、その提案に沿った遺言作成をしますとのお返事をいただきました。

非常にありがたいお言葉で感謝の気持ちで頑張ります。