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こんにちは!

陽徳不動産の田邊です。

今日は賃貸物件の空室率についてですが、空室率は一般的に低い方が良いとされています。

しかし適正な空室率というのがあります。個々の物件ごとあるいは特定の物件の空室率が

低いとか高いとか考えても適正であるかどうかは測れません。なぜならその物件の個別性に

左右されているからです。例えばA物件、B物件が同じような場所、年代、設備であったとします。

A物件は月額賃料10万円、B物件は月額賃料8万円だとしたらB物件の方が入居が決まり易くなる

ため必然的に空室率は低くなり、満室になれば空室率は0%という事になります。しかしA物件が

空室率5%だとしたらA物件とB物件はどちらの方が良いでしょうか?

収入額で計ればB物件は空室率0%ですが月額賃料は8万円です。他方A物件は空室率5%という事は

空室率を控除した賃料の95000円という事になります。

つまり、空室率が低いという事は他よりも安く貸している結果、空室率が低いという事も考えられます。

特定の物件の空室率を考える前にその物件のあるエリアで同タイプの物件がどのくらい供給されていて

空室となっている物件がどのくらいあるかでそのエリアでの空室率を図ることが出来ます。

需給ギャップが生まれればその差が空室率という事になりますからそのエリアで同程度の空室率に

収まっていれば適性の賃料で貸せているという事も言えます。

空室率の測り方も色々ありますが、空室率が低い場合も何か要因が考えられるか検討されることを

おすすめいたします。

大田区不動産オーナーの会