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皆さんこんにちは!

陽徳不動産の田邊です。

巷に相続対策というワードが溢れすぎていて何が良いのかわからなくなってしまいます。対策と言う事ですから、何か問題、課題に対する対応策ですよね?そもそも、相続に対する問題や課題は何でしょうか????

この相続に対する問題や課題はそれぞれ人によって違うはずですよね?その人にとっての相続の課題が税金(相続税)なのか?分割(争いの起こらない)なのか?資産の組替え?なのか、出発点が違うはずなのでプロセスも違うはずです。

でもこの問題や課題にご本人が気付いていないケースも良くあります。例えば不動産で言えば、法人で不動産を所有していて、法人の株式を純資産方式により計算した結果、相続税評価額ベースの金額より、負債の金額が大きくなるような場合には、純資産価格はマイナスになります。時価変換すると債務超過状態(含み損)になっているというケースです。この場合、株式の相続税評価は0円になります。

逆の場合は含み益になり、含み益から法人税分を除いた含み益と相続税評価額による純資産価格を合計した評価額が株式の評価額になります。

この考えは、不動産の時価が分かっていないと非上場会社の株式の評価額が分かりません。これも課題の一つです。

単純に相続対策のために不動産を購入すればよい、またはアパートを建てれば良いというものでもありません。相続対策をするための課題が何かが分かっていないと対策の施しようがないものなのです。