こんにちは!
陽徳不動産の田邊です。
今日は不動産の価値についてです。不動産の価値というといくらで売れるかということに
尽きて価値=価格という事が浮かびますが価値≠価格ではないと考えます。
例えば収益マンションやアパートであれば単純に収入=賃料が価値とも捉えられるかも
しれませんが単純に賃料≠価値でもありません。
不動産の価値は、賃料収入から様々な経費を差し引いたお金の流れつまりキャッシュフロー
が不動産の価値という事です。つまり、賃料収入ー支出(必要経費や修繕費)
=キャッシュフロー=不動産の価値という事になります。
具体例を挙げると例えば・・・
Aアパートが1000万円で売却情報としてあります。このアパートのキャッシュフローは
年間100万円だったとします。価値を表すには100万円÷1000万円×100=10%
になります。このAアパートの利回りは10%という事になります。もう一方で
Bアパートは同じ1000万円で売買情報がありました。しかしこのアパートのキャッシュフローは
年間50万円だったとします。このアパートの価値は50万円÷1000万円×100=5%
になります。当然買手から見れば立地等の条件が同じであればAアパートを選択すると思います。
Bアパートを同じ価値にするためには年間50万円の収入のままだとしたら売買価格は500万円まで
値下げをしないと同じ価値にはなりません。つまり50万円÷500万円×100=10%という
事になります。
最終的には価格なのですがキャッシュフローを高めないと結果的に価格は上がらないという事に
繋がります。
このキャッシュフローを上げるために色々な施策が必要になります。
次はまた、キャッシュフローの高め方について書いてみたいと思います。